廃品回収と不用品回収を徹底比較！

両者とも不用になった物を引き取ってもらうという意味で、広く知られている言葉ですが、どんな違いがあるのでしょうか。ちなみに、2つは法律的に区別されていませんし、環境省では同一視されています。ただ、2つの違いを理解しておくことで、回収してもらえると思った物を、回収してもらえなかったというトラブルを事前に防ぐことができます。今回は、廃品回収と不用品回収の意味の違いを、回収品の中身も含めて詳しくみていきます。

意外と知られていない廃品回収と不用品回収

廃品回収は、再生できる大切な資源でもある廃品を、リサイクルする目的で回収する行為です。回収品の例は、新聞紙や段ボール、カンや故障していない家電などがあります。小、中学校時代に、ビール瓶や一升瓶を回収した経験を持つ人もいるでしょう。また、売ることにより廃品回収品がお金になるかどうかが、不用品回収との比較基準になります。地域によっては、軽トラックが無料で商品を回収することがありますが、家電の年数や利用状況によってはお金がかかるケースがあったり、回収費用が無料でも、訪問費がかかることもあります。

一方、不用品回収はリサイクル可能な物も含め、回収できる物であれば全て回収します。こちらは、売ったときに換金できるかどうかは重要ではなく、不用な物であれば全て引き取ってくれます。しかし生ゴミのほか、ガソリンや医療機器などの危険物、産業廃棄物は特別な許可が必要なため、不用品回収業者でも引き取ることができません。一方で、不用品の中に買取できる物があれば、廃品回収品の一部ということで買い取ってもらえることもあります。

廃品回収と不用品回収を上手に活用

引っ越しや大掃除、遺品を整理する場合などに、ゴミが大量に出ることがあります。ゴミを処分する際に、廃品回収と不用品回収のどちらを利用したらよいのか迷う場合は、自治体に問い合わせることもよいでしょう。また、中には違法の回収業者も存在しますので、インターネット等で相場などをしっかり確認しておくことが大切です。